こんな社会が、現代の地球上に残っていることが不思議!? 「女人禁制」の「聖地」は世界に数あれど、これほど徹底した男社会は聞いたことがありません。それは…
孤高の祈り ギリシャ正教の聖山アトスとは?
出典;https://www.dailyshincho.jp/article/2017/08210630/?all=1
それは、ギリシャ正教の聖山アトス…
ギリシャの東方、エーゲ海に臨む半島がまるごと、ギリシャ正教の聖地として、自治権が認められた独立宗教国となっています。
陸路は峻険な地形と「国境」の壁に遮断されて、船でしか「入国」ができない、完全に閉鎖された宗教国です。
「入国」できるのは、自治政府から許可を得た聖職者、巡礼と、ごく限られた人数の観光客のみで、もちろん、男だけwww
先ごろ世界遺産に登録された沖ノ島をはじめ、日本にだって女人禁制の地はあるじゃないか、と思うところですが、アトスの女人禁制は規模が全く違います。
ここには20の大きな修道院があり、男ばかり約2000人の修道士が自給自足で修行に励んでいるのです。
出典;https://www.dailyshincho.jp/article/2017/08210630/?all=1
修行中の身だから、女性に触れない、というのは当たり前ですが、いったん修道士としてこの地に身を捧げたら、彼らのほとんどは死ぬまでこの地を出ることはないといいます。
つまり、女性に会う機会はシャットアウト! ということです。
大峰山や沖ノ島が女人禁制だとはいえ、神官や修験者は島や山を出れば、そこには女性が存在しています。
だがアトスの修道士たちは数十年、あるいは50年以上も女性を
「見たことがない」
という男たちが、2000人も暮らしているのです。
現代社会においての驚きとしかいえません。
さらに徹底しているのは、自給自足生活で飼育している家畜も、すべて雄。
唯一猫だけは、鼠退治のために雌の存在が許されているが、それ以外の動物の「繁殖」はありません。
ということは、修道士たちにとっては「生神女マリア(キリストの母)」だけが唯一の女性であるということなのです。
1406年に始まった女人禁制は、世界遺産に登録された現在もなお、頑なに守られています。
修道士たちの日常とは⁇
出典;https://www.dailyshincho.jp/article/2017/0821
修道士たちは、電気やガスも通わぬ住居で、男ばかり2000人が自給自足で生活しています。
厳しい戒律に縛られた苦行と禁欲の日々?
興味津々でしたが、見たアトスの現実は予想とはかなり違っていました。
生活環境が厳しくとも、祈りと修行に追われようとも、修道士たちはそれをいっさい“苦行”と受け止めていないのです。
神に感謝し、常に自分のことより他人のことを想いながら、喜びに満ちた日々を送っています。
カメラを提げて乗り込んだ“闖入者”さえも、あたたかく迎えてくれたのでした。
皆、積極的に取材に協力してくれる修道士たちに、感謝しつつも日々の祈りを共にし荘厳な大祭に参列するうちに、ギリシャ正教の本質に触れ、どんどん魅了されてゆく…
出典;https://www.dailyshincho.jp/article/2017/08210630/?all=1
ここは現実世界なのか、未来なのか、過去なのか、はたまた地球上ではなく宇宙なのか、楽園なのか……それは、それは、衝撃的な無の世界です。
そこには原始キリスト教の流れが今なお色濃く残っている、聖山アトス。
訪れることがあれば、心も体も清まることでしょう…