米大リーグ・エンゼルス入りが決まった大谷翔平投手(23)が25日、札幌ドームで「サヨナラ会見」を行いました。濃紺のジャケットに、青のチェックのシャツ、紫のネクタイ姿でグラウンドに登場した大谷は冒頭「Long time no see,I’m Shohei Ohtani.」といきなり英語であいさつを始めてファンを驚かせました。
“Long time no see”⁈
出典;https://www.daily.co.jp/baseball/2017/12/25/0010848098.shtml
相変わらず、爽やかな笑顔で大谷の会見は始まりました。
しかし、英語であいさつが始まったので同席していた通訳が当然のように訳します。
「みなさんおひさしぶりです。大谷翔平です。今日は楽しんで下さい」
それに続けて大谷は日本語で
「こんばんは。笑ってもらって良かったです」
といい
「今日はお別れの場ではなくて、僕から伝えたいのはひとつ。感謝の気持ちを伝えたいと、ここに来ました」
とファンに話しました。
出典;https://www.daily.co.jp/baseball/2017/12/25/0010848098.shtml?ph=3
常識を覆す二刀流挑戦に関して聞かれると大谷は
「やり遂げたという感情はない。まだまだ道の途中」
とメジャーでの継続を誓いました。
やはり、大谷の二刀流に対してのこだわりは強いみたいですね。
だからこそ、大谷翔平なのですが…
メジャー挑戦が決まった大谷は、本拠地札幌ドームのスタンドを開放して、自らの言葉で5年間を過ごした日本ハムのファンへの感謝を伝える機会を持ちました。
最後まで礼儀正しいというか、ファン思いというか。
また大谷に対しての好感度が高まりますね。
会見には栗山監督も同席し、メジャーに挑む“二刀流”を激励しました。
大谷 札幌Dで“ラスト投球”栗山監督にストレート
出典;https://www.daily.co.jp/baseball/2017/12/25/0010848116.shtml?ph=2
爽やかに笑いあり、ファンへの感謝ありで質疑応答は終了しました。
その後、大谷はエンゼルスのユニホームをまとい札幌ドームのマウンドに…
どんなサプライズ!
キャッチャーとして構えた栗山監督にストレートを投げ込んだのでした。
なんだか、とても心地よい師弟愛です。
栗山監督からは
「世界一の選手になると信じています」
と直筆メッセージの書かれたピッチャーズプレートが贈られ、米国挑戦を激励されました。
大谷は5年前のこの日、入団会見をした当時を思い起こし、“二刀流”挑戦にたいして、
「ここに来ると決めた時は栗山監督を始め、ごく少数の人たちしか本当にできると思って行動してくれていなかったと思いますし、そういう考えを持ってくれている人が周りにいたのは、僕にとってラッキーだったなと。そこがすべてだった」
と感謝をあらわしました。
確かに、当時は常識を覆す“二刀流”挑戦でしたね。
投手に専念すべきとか、バッターとして生きるべきとか、故障をして選手生命を短かくするとか、言われ放題でした。
しかし、誰に何を言われようとも、“二刀流”挑戦を貫き通した結果、今の大谷があるのです。
メジャーに行ってもよい頑固さをもって、それこそ怪我に気をつけてメジャーへの挑戦を全力投球でやり通してほしいものです。
これからの大谷翔平を見守りましょう。