日本警察の執着心のようなニュースが入ってきました。
14年前に広島県で女子高校生が殺害された事件の犯人が逮捕されたのです。
逮捕されたのは山口県宇部市の作業員、鹿嶋学容疑者(35)。
14年間もなぜ捕まらまかったのか、また、事件の動機や被害者との接点などを見ていきましょう。
事件の振り返り
事件は、2004年10月5日に起きたのです。
当時17歳の女子高校生、北口聡美さん。事件が発生した日は中間テストのため、午前中に帰宅し自分の部屋で寝ていた。そこに若い男が侵入。聡美さんの胸や背中など10か所を刺した。午後3時ごろ、聡美さんの悲鳴を聞いた当時72歳の祖母と当時12歳の妹が駆けつけると、倒れた聡美さんのそばに、刃物を持った男が立っていた。男は祖母を刺して逃走し聡美さんは死亡。祖母は重体となり、助けを求めて外にでた妹は無事だった。
という、とても残虐な事件でした。
現場には、スポーツシューズの足跡や、犯人のものと見られる血のついた指紋など、多くの「証拠」も残されていたと言います。
なぜ、捜査は難航したのでしょうか。
逮捕のきっかけ
犯人逮捕は別の事件の捜査からでした。
山口県内で起こった別の暴行事件で、今月3日に山口県警が取り調べていたが、14年前の犯行現場に残されていた指紋やDNA型が一致した。
警察庁はすべての事件の指紋を保管しておくといいます。
14年も身を隠していた鹿嶋学容疑者が暴行事件とは?
もともと荒々しい性格だったのか。
鹿嶋容疑者のプロフィール
名前:鹿嶋 学(かしま まなぶ)
年齢:35歳
職業:作業員
住所:山口県宇部市
どうやら、うわさでは図々しく結婚をしているみたいです。
鹿嶋容疑者の顔画像やFacebookは?
顔画像はメディアで公開されています。
正面から見ると
14年もの間、のほほんと普通の生活をしていた訳ですから見た目は、普通の人です。
鹿嶋学でFacebookアカウントを検索すると同姓同名の方がいたのですが、本人と特定できませんでした。
かな?という人のFacebookはあるのですが…
気になる方はこちらから。
犯行動機と被害者との接点は?
犯行の動機は現段階では、警察も捜査中。
ただ、被害者の聡美さんとの接点はないようです。
ということは、侵入するのはどの家でもよかったのか?
物取りの犯行か?
しかし、金銭など盗られた様子はなかったといいます。
事件当時、2人の年齢が鹿嶋容疑者21歳と聡美さん17歳なので、恋愛の縺れからの犯行の可能性があるような気がします。
聡美さんを刃物で10か所も刺し、祖母と当時12歳の妹にも襲い掛かるとは、おそらく動機は怨恨による犯行と思われて仕方ありません。
また、鹿嶋容疑者が暴行事件を起こした山口県宇部市と事件のあった広島県廿日市市とは距離にして約140キロ。車で約2時間の距離の場所にいたというのです。
近距離です。
なぜ、逮捕までに14年もかかったのか。
事件後すぐに、鹿嶋容疑者が引越しをし広島県から山口県に移転したからか?
14年間どのように逃走し、潜伏していたのか、新しい情報が入り次第、追記していきます。
娘を思う父親の思い
14年越しの捜査のすえ容疑者が逮捕されたことを受け、聡美さんの父、忠さんが会見を開きました。
聡美さんの父・北口忠さん「娘と会うことができない、この部分は変わらないんですけど、解決できたことに対しては本当、良かったという思いをもっている」「(鹿嶋容疑者に対して)これから話すだろうという言葉はうそ偽りなく真実を述べてほしい」
さらに父親は事件の翌年から、ブログを書き続けています。
<SA・TO・MI ~娘への思い~>
き続
去年は聡美さんは、生きていれば30歳でした。
また、毎年命日の近くには捜査員と一緒に事件解決を願って、チラシを配り続けてきました。
愛する聡美さんに対しての強い思い、願いが、今回の犯人逮捕につながったと思います。
親はとは偉大であると感じさせられます。
ネット上の反応
■可哀想過ぎる。十四年もぬけぬけと生活してたかと思うと許せない。死刑を願います。
■犯人は捕まって良かったけど。
生きていれば今頃
親に孫をみせている年頃なのに。
17で命を奪われるなんて本当にかわいそう。■裁判でまた辛い思いをしないといけないのか。せめて容疑者は真実を語って欲しい。
■今までの捜査線上には全く上がってなかったみたいだから、今回傷害で逮捕されなかったら捕まってなかったと思う。
通報した同僚の人がいてくれたから良かった。■ずっと気になっていた事件の一つです。極刑を望みます。
ネット上では、犯人が逮捕された喜びとその罪の重さに関しての意見が多いようです。
まとめ
この事件は犯行当初、目撃証人だったり犯人に結びつく証拠が残っていたので、ここまで難航するとは思っていなかったでしょう。
いかに鹿嶋容疑者が警察の捜査網をすり抜け、生きてきたかということです。
それも図々しく普通に仕事をし生活をし、ぬけぬけと!
この14年被害者家族がどんなに苦しい思いをしてきたかと思うと、鹿嶋容疑者を許せません。
犯人が逮捕されて終わったのではなく、これから始まるのです。
遺族の心情に寄り添いながら、捜査や裁判が進められること願います。