衝撃的なニュースが入ってきました。
10日夜、札幌市東区の路上で男が覚醒剤を持っていたとして、覚せい剤取締法違反の現行犯で逮捕されました。
逮捕されたのは札幌中央警察署の薬物銃器対策課の巡査部長成田順（おさむ）容疑者（46）です。
また薬物逮捕の現職警官は北海道警では成田容疑者で4人目なのです。
ミイラ取りがミイラになってしまった事件の詳細や成田容疑者のSNS、動機、薬物現役逮捕４回目の道警の実態などを見ていきましょう。
事件の概要
現役警察官が、薬物作用で不審な行動をしていたのか！
成田容疑者は10日午後8時ごろ、この日の勤務を終えた後、札幌市東区の路上で覚醒剤を持っているところを逮捕されました。
所持品に注射器などの道具類はありませんでした。
勤務終了後に所持していたということは、勤務中も持っていたことになるのでは？
成田容疑者は2008年4月から10年6か月にわたり、薬物などの取り締まりを担当していました。
なんだか、笑っちゃいますね。
薬物取締担当の警察官が、薬物使用、所持の疑いの犯人をポケットに自身が薬物を入れて取り締まり？
また、道警としては恥ずかしいことですが、現職警察官が薬物事案で逮捕されるのは今回で4回目ということらしいです。
道警は
「不正を正すべき警察官の言語道断の行為で、痛恨の極み。事実に即して厳正に処分する」とコメントしています。
また今回の成田容疑者逮捕に至った経路として、
別の事件の捜査中、成田容疑者の容疑が浮上し、警戒していました。
成田容疑者は目をつけられていたのですね。
裏に大きな組織の匂いがします。
入手ルートが判明したら、大きな麻薬組織に繋がるかもしれません。
成田容疑者は巡査部長という立場からストレスを感じ、薬物に手を出したのか？
金のために薬物を売るために持っていたのか？
道警の今後の取り調べに注目をしていきましょう。
成田容疑者のプロフィール
名前：成田 順（なりた おさむ）
年齢：４６歳
職業：北海道警札札幌中央署薬物銃器対策課巡査部長
住所：北海道札幌市南あいの里７丁目
成田容疑者はかつて勤務していた警察署では、ひげを生やし迷彩服姿で職務に当たっていたこともあったという変わり者だったようです。
現段階でわかっている成田容疑者の情報です。
家族に関しての情報もありません。
ただ４６歳という年齢から、奥さんや子供がいてもおかしくない年齢です。
詳しい情報が入り次第、追記していきます。
成田容疑者の顔画像やSNSは？
今のとこら成田容疑者の顔画像はメディアで公開されていません。
警察関係の事件は、本当に本人画像が公開されることはなかなかありませんね。
成田順でSNSのアカウントを調査すると同姓同名の方はいましたが、本人と特定することができませんでした。
興味のある方はこちらからどうぞ。
成田容疑者の場合は、警察官という立場上SNSのアカウントを持っていなかった可能性もあります。
新しい情報が入り次第、追記していきます。
<追記＞
送検される時に成田容疑者の顔画像が公開されました。
わかりずらいのですが、こちらです。
どうやら、メガネをかけているようです。
成田容疑者の動機や経歴は？
成田容疑者の薬物所持の動機はいったい何だったのでしょうか。
成田容疑者は逮捕の直前、札幌市内の郵便局で、荷物を受け取っていて、任意の所持品検査で覚せい剤を持っていたことがわかっています。
わざと郵便局の局留めにして、覚せい剤のやり取りをしていたようです。
動機としては三通り考えられます。
①自身で薬物を使用するため。
②薬物の売人だった。
③両方やっていた。
成田容疑者は2008年4月から10年6か月にわたり、薬物などの取り締まりを担当していました。
ということは、１０年にわたり薬物に接してきたということです。
薬物をいつも目の前にしていて、何らかの事情で手を付けてしまったと考えられます。
推測ですが、③の両方でないかと思われます。
どちらにしても薬物銃器対策課巡査部長が、絶対にやってはいけないことをしてしまったことは事実です。
成田容疑者の経歴に関しては多方面で調査をしましたが、重要な情報を入手することができませんでした。
４６歳で札幌中央署薬物銃器対策課巡査部長ということしかわかっていません。
詳しい情報が入り次第、追記していきます。
<追記＞
その後の警察の調べで成田容疑者は、覚醒剤の使用についても認めていることがわかりました。
ということは動機は、①自身で薬物を使用するため が濃厚ということでしょう。
あとは、入手ルートですね。
警察は入手ルートに関しても詳しく調べているということです。
わかり次第、追記していきます。
道警、薬物事件逮捕４回目の実態
過去の道警の薬物事件現役逮捕はこちらです。
◎2002年、道警生活安全部特捜隊の40代の警部が覚せい剤取締法違反で逮捕。
◎2007年には札幌中央署地域課の30代巡査部長が、覚せい剤取締法違反。
◎2017年は大麻とみられる薬物を譲り受けたとして、函館西署警備課の30代の巡査部長が麻薬特例法違反で逮捕。
今回の成田容疑者で４人目です。
なぜ現役警察官が薬物に手を出すのでしょうか？
メディアで道警元幹部がこう答えています。
道警元幹部：「この仕事をしていたら、いやでも暴力団関係者や売人関係者と会わなければならない」
道警の元幹部は、捜査協力者との人間関係の中に隙が生まれる可能性を指摘します。
また成田容疑者と過去の現役警察官の薬物事件との違いを話します。
さらに今回が、過去のケースと大きく違うのは、容疑者が10年以上にわたって薬物などの取り締まりを担当していた点です。
道警元幹部：「（薬物事件に）関わる中で、興味本位で使用して、そこから抜け出せなくなったんじゃないか」「（使っているときは）いつでもやめられると思う。罪悪感はなくなっていく。密室で使用するから」
これが、その実態です。
薬物に接する機会が多いから手を出すということなのでしょうか。
それなら道警だけでなく、全国の警察署の薬物銃器対策課に配属されている警察官は大変なことになってしまいますね。
やはり意志が弱かったということでは？
ただ、それだけ警察官という仕事は重圧がかかるということなのでしょう。
所持現場や勤務先警察署は？
成田容疑者はこのあたりに一人でいたところ、職務質問を受けたといいます。
現行犯逮捕された場所は札幌市東区北６条東１丁目の路上でした。
この近くには札幌中央郵便局があります。
ここで郵便物を受け取ったのでしょう。
東区は札幌市１０区のなかで人口が２番目に多い区といわれています。
その路上で逮捕されたのでした。
＜勤務先 北海道警札札幌中央署＞
この警察署で１０年以上、薬物を取り締まっていたのです。
さらに、ここでの勤務を終えてから薬物所持で逮捕されました。
あり得ないことです。
ネットの反応
ネット上では様々な意見がでています。
■警察も人間だから仕方ない。冗談じゃない 武器を持たされ権限を持つ特別な人間だから絶対あってはならない。一体警察の不祥事何件あるの 警察の監査する機能があまりにもずさん、今一度警察適正検査見直す必要があると思う。日本の警察これ以上ガッカリさせないでください
■なぜって？それは押収した薬物や現金を思ったよりモラルの低い警官が管理してたらそうなるよ。
広島の8500万はもううやむやになったからね。
山分けした人だけが得をした。■興味本位でやったのかもしれないが、警察という立場は更に叩かれ方が増しますね。
■色々葛藤に晒され、手を出し、後戻り出来ずに今に至っですかね。
組織の倫理から考えると、責任を負わされる立場の方が不幸です。
Twitterでは
さすがの道警。やっぱ品揃えが違うわ。
札幌中央署薬物銃器対策課の巡査部長、成田順容疑者を覚せい剤取締法違反容疑で現行犯逮捕した。 https://t.co/YcLoKMQKjF
— 清水 潔 (@NOSUKE0607) 2018年10月10日
警察関係の事件に対して厳しい意見が多い中、Twitterの「道警。やっぱ品揃えが違うわ。」が気になりますね。
まとめ
まるで刑事ドラマを見ているような事件です。
刑事が麻薬組織に密着、潜入捜査、大規模麻薬組織壊滅！だったらかっこいいのですが、この事件は違います。
成田容疑者は自分の快楽や心の逃げから薬物に手を出した気がします。
また一人、警察官にふさわしくない人間が警察官になってしまったのでしょう。
道警はこれを手掛かりに是非、大規模麻薬組織壊滅を果たして頂きたいと思います。