北朝鮮から韓国入りした脱北者のうち、女性の割合が圧倒的に多くなっていることが、韓国の統一省の統計で明らかになりました。
なぜ、北朝鮮の女性たちは、金正恩体制から逃げ出すのでしょうか。
北朝鮮、脱北女性の割合の多さ、人身売買も‼
出典;http://grnba.secret.jp/korea/NKnow/NkrCharmingGirl/index.html
統一省によると、
今年の3月末までに韓国入りした脱北者の総数は、30,490人だった。そのうち女性は21,672人で実に71%にも及ぶ。
過去のデータを見ても、2002年に韓国入りした脱北者1,142人のうち、女性は632人で55%。
年々、女性脱北者の比率は増えています。
2016年に韓国入りした1,418人のうち女性は1,119人で79%。
そして今年、1月~3月末までに韓国入りした278人のうち女性は232人と83%にも達したといいます。
この数字の背景には何があるというのでしょう。
北朝鮮は表向きは男女平等と謳っていますが、北朝鮮社会において女性は虐待ともいうべき被害を受けていることがあるといいます。
北朝鮮軍内の権力者たちは、セクハラや性的暴力が常態化して「喜び組」に象徴されるように、女性を慰み者にするなどやりたい放題だと言われているのです。
出典;https://summary.fc2.com/summary.php?summary_cd=408821
どういうこと?
そもそも彼女たちは「人権」とは?という概念すら教えられていないということが深刻な問題なのです。
すなわち、人権侵害に遇っても告白する言葉も手段もない…
人権侵害をされていることに気がつけば、まだ良いほうなのです。
本当に考えられない世界で生きている。
脱北しようと決意をした女性たちは、まずは隣の国、中国を目指しますがよい暮らしができるとは限りません。
不法滞在者に過ぎないのですから、裏社会の恰好の餌食となってしまうことになります。
人身売買の被害にあったり、ネット上で性的なポーズをするなど「アダルトビデオチャット」に従事することも…
散々です。
命と引き換えの自由
出典;https://blogs.yahoo.co.jp/kennabcdefg/13545305.html
命がけで中国に行ったものの、そこは安定地ではありません。
だから、必ずしも幸せな生活があるとは限らない韓国をさらに目指します。
韓国国民としての身分が保証され、頑張ればそれなりの生活ができて、チャンスがあれば成功もできるかも?
自由を手に入れられるのだ!
脱北をして、中国に潜伏してから第3国に向かう女性の中には日本を新たな生活の地としている人もいます。
日本のコンビニで働く女性は
「仕事は複雑で大変です。でも、働いたら働いた分だけ給料がもらえる。
北朝鮮にいた時は、なにかと理由をつけて天引きされて、残る給料はわずか。
給料だけでなく残業代をもらえた時は新鮮な感じがしましたし、本当に感動しました
第3国へ向かう過程で、悲惨な思いをしながらも、彼女たちは懸命に生き延びていくのです。
北朝鮮という強制管理社会(鳥かご)からの脱出。
それは、すなわち国家体制、金正恩体制に対しての女性たちの三行半かもしれません。