第69回春季高校野球・関東大会、早実は花咲徳栄に延長タイムブレークで10-9のサヨナラ勝ちをした。 (2017年5月21日 ひたちなか市民球場)
清宮幸太郎内野手(3年)が「つないだ…」
出典;http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/04/13/kiji/K20150413010161740.html
プロ注目のスラッガー、早実・清宮幸太郎内野手(3年)が高校通算94号同点アーチを放ち、延長10回、タイブレークの末に早実がサヨナラ勝ちした。
清宮は「3番・一塁」で先発出場。 5-4と1点リードで迎えた5回1死の3打席。
花巻徳栄の先発右腕、網脇が投じた135キロの直球を弾丸ライナーで右翼ポール際の芝生席にぶち込んだ。
約1万2000人の大観衆がどよめく超低空の一撃だった。
だが、早実はリードを守れず6回には逆転される。
清宮も7回1死の第4打席は花巻徳栄の2番手・清水の147キロの直球を捉えきれず捕邪飛に打ち取られた。
万事休す!! と思いきや 土壇場の9回2死一、二塁で迎えた第5打席、清水の暴投でランナーは二、三塁となると、清宮は、146キロの清水の直球ををはじき返す同点適時打を打った。
試合は7-7の同点で延長に突入した。
延長10回、花巻徳栄は早実から2点を奪うが、その裏、またしても清宮が無死満塁から、右前適時打を打ち1点差とすると、続く野村の2点適時打二塁打で早実はサヨナラ勝ちを収めた。
この日、4安打3打点と活躍した清宮は怪物ぶりを発揮した。
試合後、清宮のコメント
出典;https://matome.naver.jp/odai/2143910313886079901
「こういう展開ばっか(笑い)。9回負けてても、あきらめる雰囲気はないです。 この前(熊本の招待試合で)敬遠された雪山がよくつないでくれた。 エースの服部も粘ってエースらしいピッチングを見せてくれた」
仲間をたたえ、初体験のタイムブレークについては
「嫌です。守っていて緊張する。」
と苦笑いした。
「コンディションが大事なので、しっかり寝て明日は万全に望みたい」
と語って球場を後にした。
清宮フィーバー、観客12,000人
出典;http://koshienmatome.blog.jp/archives/cat_1064629.html?p=5
ひたちなか市民球場の周辺は、21日未明から入場待ちのファンであふれかえっていた。
まさしく、「清宮フィーバー」である。
深夜から球場駐車場の入場待ちの列ができ、なんと午前2時45分に駐車場の開門。
チケット販売開始も午前7時45分だったのを5時35分に早めて対応。
6時には内野席は、ほぼ満席。
午前9時の試合開始では外野の芝生席も埋まりはじめていた。
茨城県高野連幹部が「ギネス級になる」と話していたとおり、球場は熱気で包まれていた。
予想されていた通り、「清宮」目当ての観客だ。
野球も動員数も、さすが怪物「清宮」!!
早実としては、王貞治以来のまさしくスター「清宮」!!