どこかで予期していたかもしれないけど、認めたくはない歌舞伎俳優、市川海老蔵(39)の妻でフリーアナウンサーの小林麻央さん(34)の死。
「愛してる」と言って、旅だった麻央さん
出典;http://grapee.jp/350903
7年前、幸せいっぱいの2人に、こんなに早い別れが来ることを予想できたでしょうか。
23日午前7時54分、歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)公式ブログを更新しました。
「人生で一番泣いた日です。」と、最悪な事態が起こってしまったかの内容。
これで、察しができますよね。
市川海老蔵さんの妻・小林麻央さんが亡くなったということです。
34歳でした。
フリーアナウンサーとして活躍した麻央さんは、2010年7月に市川海老蔵さんと結婚。
2人の子宝にも恵まれ、温かい家庭を築いていました。
しかし、2016年6月、乳がんを患っていることが発覚します。
当時、海老蔵さんの父、市川団十郎さんが死去されて間もなかったこともあり、すぐには家族に言えなかったと言います。
出典;http://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/
2017年6月23日、海老蔵さんは涙ながらの記者会見で、麻央さんについてこのようにコメントしました。
「愛してる」と(麻央さんが)いって、涙を流していました。
そのひと言で、彼女は旅立ちました。何といえばいいのでしょうか。こんなに、愛されているのは分かっていたのですが…。
最後の最後まで、愛してくれていたことを…。
そして「できれば、ずっと一緒に生きていきたかった」…と。
この言葉は、海老蔵さんの心からの思いでしょう。
麻央さんは、22日の夜、母や海老蔵さん、2人の子どもたちに見守られ旅立ちをされたそうです。
ご自宅で亡くなられたことは、麻央さんにとって、せめてもの幸せだったような気がします。
「例えば、私が死んだら」By小林麻央さん
出典;http://grapee.jp/350903
こんな麻央さんの手記が残っています。
2016年、イギリスの報道番組「BBCニュース」に投稿した日本語の手記です。
人の死は、病気であるかにかかわらず、
いつ訪れるか分かりません。例えば、私が今死んだら、
人はどう思うでしょうか。「まだ34歳の若さで、可哀想に」
「小さな子供を残して、可哀想に」
でしょうか??私は、そんなふうには思われたくありません。
なぜなら、病気になったことが
私の人生を代表する出来事ではないからです。私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、
愛する人に出会い、
2人の宝物を授かり、家族に愛され、
愛した、色どり豊かな人生だからです。
BBCニュース ーより引用
手記につづられていたのは、麻央さんの生き方そのもののような、前向きな言葉でした。
この手記は英訳され、世界中の人々の元に届けられ、麻央さんは、『BBCニュース』で「影響力を持ち、人の心を動かす女性」の1人に選ばれました。
最後まで前向きで、気丈だった麻央さん。
その証として、6月20日まで352回、闘病生活や私生活をつづったブログは、まさしく「命、果てるまで…」です。
麻央さんは、
プロポーズのときに、来世も再来世も一緒にいようという言葉が一番響いたと。
と言っていました。
きっと、来世も再来世も麻央さんは海老蔵さんと一緒にいるのでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。