東京都知事、小池百合子がついに6月1日、自民党に離党届を提出。
小池百合子都知事、離党して自民党と全面対立か…
出典;https://ameblo.jp/koedohime/entry-12193127783.html
小池百合子、東京都知事が1日の定例記者会見で、自民党に離党届を手出したことを発表しました。
ついに・とうとう・やっと、という感じがします。
離党の理由は多々あると思いますが、会見で小池氏は
「これまで(自民に)進退伺を出して判断を委ねてきたが、なかなか決めてくれないので(離党届を)提出した」
と述べました。
確かに前日から記者達に
「都民ファースト」の代表に就任するか、どうかを問われても拒否せずに、うなずいていたのも、今日の自民党への離党届を出すのを決めていたからだったのですね。
小池氏
「なぜ今日か?」といいますと、今日私はこの後の都民ファースト決起大会において、地域政党ではありますけれども都民ファーストの代表に就任をするということから、ここはしっかりと都民ファーストの先頭に立っていきたいということから」
小池氏は、いつも自民党をスッパ抜くようなやり方が得意です。
会見でも、さらに自民党に対して
「ただし離党といっても在籍がいまだに残っているかどうか、そこもちょっと私も不明だったんですが、まぁツベコベ言わずに、明確に離党という事で私の意志を示させて頂いたところでございます。
この後、どのような処理をされるのか存じませんが、私の意志表明でございます」
と嫌味な発言をしています。
自民党に、ここまで反発的な行動や発言をする政治家は、あまりいませんよね。
とにかく強気な小池氏です。
だからこそ、ついて行こうと思うのかもしれませんけど…
小池氏の離党に対して、自民党の下村博文幹事長代行は
「(離党)は当然だ。(都議会構図)が分かりやすくなった」
とコメントし、同党は離党届を受理する方向です。
小池氏は、「都民ファースト」代表に就任して、7月の東京都議戦を自民党と真っ向勝負に出る強い覚悟です。
どちらにしても都民としては、小池氏も自民党も、正々堂々の勝負をお願いしたいものです。
政界の渡り鳥と言われる小池百合子都知事
出典;http://gossip1.net/archives/1066267702.html
小池氏は1992年、40歳で政界入りをしました。
当時テレビ東京のニュースキャスターだった小池氏は複数の政党から打診があったそうです。
そのなかで、「日本新党」(細川護熙元首相)という「弱小政党」から出馬をして、比例代表で初当選をしました。
その時に、小池氏のこんな名言があります。
「政治を変えるには大きな中古車を修理するのではなく、小さくても新車がいい」
「古くてでかい自民党より、小さくても新しい日本新党の方がいい」
ズバッ!という切り口は、現在の小池氏とあまり変わりない気がします。
そのあとは、小池氏は次々に党を渡り歩くことになっていきます。
1992年に参議院議員。1992年には衆議院議員になります。
94年、「日本新党」離党。
そして「新進党」(小沢一郎氏が立ち上げた)に入り、「新進党」が解党した際には小沢一郎氏が新たに立ち上げた「自由党」に参加します。
2000年、「自由党」が分裂したのを機に「保守党」に参加。
2002年、今回離脱した「自民党」(古くてでかい)に入党しました。
そして、ついに小池氏が代表の「都民ファースト」です。
このように見てくると、
日本新党 → 新進党 → 自由党 → 保守党 → 自民党 → 都民ファースト
自身が代表をする「都民ファースト」までは5つもの党を渡り歩いている小池氏、本当に政界の渡り鳥ですね。
また、小池氏の政界においての鼻の良さを感じます。
そして時流を読むのも上手です。
これは小池氏の「最大の取柄」、トップとしては誰もがほしいものです。
だからこそ、今の小池氏がいるのでしょう。
一度は崖から、飛び降りた小池氏。
今まで色々な党を渡り歩いてきた小池氏。
その経験を活かして、本当の意味で都民を裏切ることなく、口だけではなく、「東京の真の改革」をしてほしいものです。